毎年カミナリが発生すると後日ペットの飼い主さんから脱走した話を1回は聞きます。そこでカミナリ発生時の飼い主さんの行動と対策についてまとめてみました
多くのペットは雷が怖い
すべての犬猫が雷がこわいわけではありませんが
雷が発生すると「大きな音が鳴る」「気圧が変わる」「オゾンの匂いがする」「静電気を感じる」など日常とは違う変化が起こり、このどれかが苦手もしくは合わさって苦手に感じているものだと考えられます
飼い主のNG行動
雷が鳴ったとき、飼い主さんのNG行動があります
それは飼い主さんがペットに過剰に優しく接することです
具体的には雷が鳴っている間ずっと抱いてあげる、撫でてあげる
どうして安心させてあげるためにしたこの行動がNGかというと
”雷の時に怖がったら飼い主さんが優しくしてくれる”ということを学習し、より怖がる行動をみせるようになることがあります。そのため雷で愛犬が怖がっても、干渉しないことが大切です。
「何もしない・いつも通りの対応をする」という行動を心がけましょう。
また、飼い主さんが声をあげて怖がったり不安に感じているとその状況を察知し、愛犬自身も不安を感じる様になってしまいます。そうならないように、飼い主さん自身が怖がらない様にするのも大切です。
平静を装いましょう
クレートがあると安心
犬も猫も狭くて暗いところが落ち着くのでクレートが安心です
ただし雷が鳴ったからと飼い主さんの手でクレートに閉じ込めるのは逆効果です。あくまでも自分から入りたい時に入れるように扉を開けておいてあげてください
サプリメントを活用
ペットの不安を抑えてくれるサプリメントがあります。恐怖感や不安感の重症度に応じて、抗不安薬や頓服の鎮静薬を使ったほうが良い場合もあります。詳しくは獣医師に相談してみましょう。
雷により停電になったら
万が一停電してエアコンが止まった時のためにクールマットや冷却ジェルシートなどがあったほうが安心です
ネットショップを覗くと「ジェルマットは噛んで破ってしまうから・・・」とたいへん丈夫な大理石のマットが人気のようです
おわりに
雷は局地的な雷雨が発生しやすい8月に多いというデータがあります。まだ雷を見たことがない子犬の場合、雷が起きたときにどんな反応を示すかが分かりません。子犬を迎えたばかりのご家庭では、雷シーズンが来る前に、クレートに慣れさせる、部屋の安全性を保つ、パニックになって外に出てしまったときのために迷子札をつける、といった準備をしておくことをおすすめします。
犬の不安行動や雷への恐怖心は急に改善されることはまずないといえます。ですから、雷が苦手なことが分かっている犬の場合は、飼い主ができるだけ対策を講じておくことが大切です。
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